2015年度 基礎経済学 K

               
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経済学の基礎理論 
キーワード
国民経済計算 国民所得の決定 財政政策の効果 消費者行動 企業行動 市場均衡 
授業の目的
一国の経済活動を統計量で把握する経済モデルを作り、それに基づいて、政府が経済活動を安定化させることが、どのようにできるかを示すマクロ経済学を扱います。家計と企業が、1つのモノを取引するとき、等しい価格交換を説明するミクロ経済学を取り上げます。 
到達目標
マクロ経済学とミクロ経済学の基礎概念を理解する。 
授業概要
 人間の生活は、他の人々とモノ、サービス、資金を交換することによって、より豊かに暮らせます。とくに、モノは20世紀、分業と流れ作業およびオートメーションによって、人類史上最大の量を作ってほとんどの人々に手渡るようになりました。その反面、モノが人間の存在をおびやかしたこともあります。このような生活に必要なモノ、サービス、資金を等価として交換することを経済取引といいます。
 経済学は、ある期間、無数に行われる経済取引が、理想化した市場で、ルールに基づいて行われることを理論的に把握することを目的としています。その取引が、外国の人々と行われるならば、貿易が生じます。現代の経済取引は、巨大化していますので、取引を集計して、集計量が、相互依存的に決まることを示し、一国の経済活動が一目で把握できるようにしたのがマクロ経済学です。他方、個別の経済取引を考えると、人々は、それぞれのモノ、サービスを、どんな制約のもとで、どんな行動基準で、市場において取引を成立させるのか考えることができます。それがミクロ経済学です。
 本講義では、家計と企業が、1つのモノを取引するとき、等しい価格交換を説明するミクロ経済学を取り上げます。一国の経済活動を統計量で把握する経済モデルを作り、それに基づいて、政府が経済活動を安定化させることが、どのようにできるかを示すマクロ経済学を扱います。
 
授業計画
第1回  第1章 経済の基礎概念        9/16 小テスト 
第2回       産業連関表 デフレーター  9/22 プログラム選択 小テスト    
第3回 プログラムの紹介(1)           9/30
第4回 プログラムの紹介(2)          10/7
第5回 第2章 国民所得の決定        10/14 小テスト
第6回      財政政策の効果        10/21 10/28 小テスト 補足説明
第7回 第3章 国際貿易と国民所得   
第8回 中間テスト                 11/11
第9回 第4章 家計の需要決定        11/25
第10回      無差別曲線の性質      12/2 12/9
第11回      所得変化、価格変化
第12回 第5章 企業の供給決定
第13回     費用曲線             2016/1/6
第14回     供給曲線の導出
第15回 第6章 市場の均衡と調整    


※ 「プログラム紹介」については9/30 10/7    
 
準備学習
高校教科書『政治・経済』を復習すること。
講義ノートの各章ごとに講義するので、あらかじめ目を通すこと。
講義ノート内に小テストがあるので、解答すること。 
関連科目
入門経済学1・2 
                                  成績評価方法
小テストは各章が終了したら実施し、小テストの問題が学期末試験の問題になるようにします。小テスト20%、中間試験30%、学期末試験50%で評価します。 
   成績評価の種類
  評価割合(%)
                    評価基準
学期末テスト  50  評点による。 
中間試験  30  評点による。 
小テスト  20  受験回数による。 
テキスト
西村和志『入門経済学』追手門学院大学経済学部テキストシリーズ(ナカニシヤ書店にて販売します。) 
参考書
附属図書館の指定図書コーナー(西村和志)に関連参考書があります。 
受講ルール
遅刻しないこと。
受講中は静粛にすること。
用語、論点は覚えること。