プログラム基礎演習1 C・D
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授業テーマ ミクロ金融論入門
キーワード 資産と負債、金融商品の評価、金融市場の分類、需要者と供給者の理論、市場均衡、日本銀行の金融政策効果
授業の目的 金融に関する学習には二つの面がある。一つはどのような金融商品がどのような市場で取引されているかを学ぶ
ミクロ的な側面で、いま一つは経済全体の中で金融がどのような役割を果たしているかを学ぶマクロ的な側面である。
この授業では、ミクロ金融論の基本的な知識を修得し、金融ビジネスプログラムにおける専門的な学習の基礎を身につけることを
目的とする。なお、金融ビジネスプログラムでは、プログラム基礎演習の2クラスを春学期と秋学期に分けて、
春学期と秋学期で担当者が交代します。
到達目標 (1)金融商品を評価計算できる
(2)金融商品の特性を説明できる
(3)各市場の需要と供給決定を説明できる
(4)各市場均衡と市場に及ぼす主要な外因を説明できる
授業概要 金融商品の定義と評価計算を学ぶ。等比数列と級数を計算する。貸付資金、債券、株式の需要者および供給者の
行動をミクロ経済学の方法で理論化する。債券および株式には、不確実性があるので、収益率とリスクを選択する理論を学ぶ。
統計と確率の知識を学ぶ。債券および株式の先物・オプション市場における価格形成を学ぶ。各市場の均衡と市場に及ぼす
日本銀行の金融政策、ファンダメンタルズなどの外因の影響を学ぶ。
授業計画 基礎演習1D
1回 金融商品と市場 9/16
2回 金融商品の定義と現在価値評価 9/30
3回 等比数列と等比級数 10/7
4回 家計の貯蓄と資産・負債計画 10/14
5回 資産選択理論 10/21
6回 統計・確率の計算
7回 債券・株式の最適ポートフォリオ 10/28
8回 企業の投資と資金調達計画
9回 貸付資金市場均衡
10回独占競争市場均衡
11回情報の非対称性
12回債券先物市場
13回債券オプション市場
14回株式オプション市場
15回日本銀行の金融政策およびファンダメンタルズ
授業計画 基礎演習1C
1回 金融商品と市場 4/8
2回 金融商品の定義と現在価値評価 4/15 ワーク1回目
3回 等比数列と等比級数 4/22 ワーク2回目 4/29
4回 家計の貯蓄と資産・負債計画 5/6 宿題 5/13 計算練習
5回 資産選択理論 5/27
6回 統計・確率の計算 5/20 宿題
7回 債券・株式の最適ポートフォリオ 6/3
8回 企業の投資と資金調達計画 6/10 大阪取引所見学
9回 貸付資金市場均衡 6/17
10回独占競争市場均衡
11回情報の非対称性 6/24
12回債券先物市場
13回債券オプション市場 7/1
14回株式オプション市場 7/8
15回日本銀行の金融政策およびファンダメンタルズ 7月15日 最終テスト
事前・事後学習 事前学習としては、入門経済学 基礎経済学を復習すること。
本科目を履修するクラスは秋学期にプログラム基礎演習2Cで、マクロ金融論を履修すること。
事後学習としては、ミクロ経済学、金融論、国際金融論、統計学総論 計量経済学の関連分野を学習することが望ましい。
関連科目 金融論 国際金融論 ミクロ経済学 統計学総論 計量経済学
成績評価方法
理解度をみるため、金融商品の定義、特性、評価計算、各主体の行動設定は小テストをします。
平常点は小テストの解答の評点で評価します。中間試験と最終試験は、市場の均衡と外因による
比較静学を講義したことの内容で、授業時間内に実施します。
平常点 | 20% | 小テストの解答の評点 | ||||
中間試験 | 40% | テストの評点 | ||||
最終試験 | 40% | テストの評点 |
テキスト
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西村和志『経済学』追手門学院大学経済学部テキストシリーズ2016年度講義ノート | |||||
参考書
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講義中に指示します。 | |||||
受講ルール
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(1)私語はしないこと。 (2)飲食はしないこと。 (3)スマホは許可する以外は使用しないこと。 |
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連絡先(質問等)
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研究棟6階608号室にいます。不在の場合、連絡板がありますので、用件を書いてください。 |